非常に分かりにくい写真で恐縮ですが、トイレ天井埋込換気扇入替え前のルーバを外した状況です。
先行取り付けというようですが、天埋換気扇設置後に天井板を張りつけてあります。なので着手前のこの時点では四方ネジ留めなのか、ズンギリボルト吊り下げなのかどのようにこの換気扇が取り付けてあるのかまったくわかりません。まだその近くに点検口などがあれば天井裏の環境を確認できたり施工に役立てたりできるのでやりようがありそうですが、今回は残念ながら見あたりませんでした。数年後の取り替えを考慮せずに進めた工事と言えそうです。
でも顧客宅のトイレ換気扇を壊れたままにはしておけないので、とにもかくにも取り外しにかかります。まず本体寸法に合わせての天井開口調整が必要ですね・・・
天井板の石膏ボードに寸法を鉛筆で下書きしてから、カッターナイフで筋を入れそれをひたすら徐々に深めて切り取っていきます。この現場ではサージカルマスクしか用意できていなかったので粉塵が心配でしたが、勢いでつっきってしまいました。やはり仕事内容にあわせての準備が後憂を招かないと思うので次回からその点は充分に気をつけていきたいと思います。
そして作業的には換気扇本体の縁部分までしっかり見えるように露出させてみると、換気扇が四方の補強木材にしっかりとネジ留めされて取り付けてあるはず・・・の希望的観測でしたが、現実はそう甘くなく天井裏吊り下げでの設置でした。トホホホホ。。。。
それで次にボルトを外す作業に必要な隙間をつくらねばならず、換気扇本体縁部分をめくりあげることでその隙間を確保します。そして換気扇を揺り動かしなんとか工具を入れ込みようやく古いのを下ろすことができました。
ここから新しい後継機の取り付けでしたが、天井裏に換気扇寸法に合わせて二辺は木材が走っていたのでネジ留めで簡単に取り付けできたのはよかったです。
建築関係の方にお願いです。どんなモノでもいつか取り替えが必要になってきます。
最近、エアコンの隠蔽配管でも困った現場に出くわすようになってきました。わたしの理解では銅配管の安全使用期間は一般的に30年。エアコン1サイクル15年とすれば、3サイクルめには取り替えたほうが安心です。30年後にお客様が大規模リフォームや建て替えを必ずされるとでもお考えでしょうか?とにもかくにも永遠のモノはないのですから見た目 以上に実用不可欠な事柄に充分なご配慮をお願いしたいと思います。 y.terai