シャープ液晶テレビ 「LOSS OF SYNC」って??

2019年03月29日

先日昼一お客様宅に「パナソニック」全録タイプブルーレイレコーダーを納めさせていただきました。古い「パイオニア」VHS付DVDレコーダーからの差し替えでした。

設置調整を済ませ、レコーダー、テレビとも動作確認後、お客様へ取扱い説明といつも通りの手順で間違いなくことを運び失礼させていただきました。

ところが他所を数軒まわり、日が暮れた頃店に戻るとそのお客様からの伝言が、「あなたが帰ってから数時間後、つけていたテレビが急にうつらなくなった。」とのこと。アワワ・・・???状態となりました。

で19時頃でしたがご了解いただき再訪。インターネット調べでは「LOSS OF SYNC」は同期がとれないとの意味会い。そういえばその液晶テレビはデジタル出始めにご購入された機種のようで、モニターとチューナーが別になっていてその間をケーブルで連絡しています。となれば問題はまずチューナー側でしょう。

作業しながらお客様と話ししていると、「同様の表示はいままでも出ることがあって、いつも何やかやしてる間に正常に戻るのよ。」とのこと。

なんですが今回はいくら何やかやしても戻りません・・・あきらめずに何やかや何やかや続けます。

そうこうしているうちに気づいたのがチューナーの上が熱くなっていること。大きさ的に親亀小亀で新しいレコーダーをセパレートチューナーにのせていました。

そしてさらに気づいたのが、セパレートチュ-ナーの内部ファンが回っていないこと。

デジタル機器全般に言えることですが、熱さに弱く一定ライン超えると、保護機能が働く・・・これでしょ!まず間違いないと確信。

チューナーの外枠をはずしてみます。やはり内部ファンはまわっていません。お客様の話からして、この不具合自体は随分以前からあったようです。

そこにレコーダーが上にのりチューナーへ直に熱を伝えます。以前のDVDレコーダーも同じ配置であったのですが、いかんせん新しいブルーレイレコーダーは全録です。休むことなくずっと動作し続けます。=ずっと熱を放出し続けているんです。これでは元々具合が悪いのにたまったものではありません。そりゃー彼的に白旗は納得です。

後日、シャープに問い合わせたら、該当テレビの部品はほぼないとのこと。チューナーに熱がこもりにくいように、レコーダーを離して設置。よほどの長時間でなければテレビも無事見れそうなので、今回はこれくらいでおさめておきましょう。

お客様には今回の事象についてよくよく説明しご納得いただけたので、ボチボチのテレビ更新をお願いして一旦終了とさせていただきました。   y.terai

 

たて型洗濯機 フタが給水ホースに若干触れるのが気になるのよね・・・

2019年03月23日

パナソニックの新しい泡洗浄たて型洗濯機は、洗濯物を出し入れしやすくするのにレイアウトを大きく変更。操作部が後ろに行き、前づらにあわせてフタが開放的に開閉できるようになっています。

ただそのためにおうちによっては給水ホースがフタと干渉しがちな位置関係になってしまう場合がでてきています。

今回がそのパターン。①買い替えていただいてフタが給水ホースにかする程度ではあるんですが、いままで全くなかったことだけにとても気にさわるご様子。

②蛇口は20年近く経った自在単水栓で、給水ホースの角度により自在部からジワッ~と水漏れあり。

①と②を同時にかつ手頃に解決する方法はないものか??

①は蛇口先部の角度をいまの120~130度くらいから90度くらいにしてやれば干渉しなさそうで、②はパッキンさえ新しくなればよい。

そこで今回は「三栄 」PY1230-40TVXの出番となりました。

①と②が同時に解決するだけでなく、自動ストップ機能付なので地震など万が一の時に給水ホースがはずれても安心です。

特に今回はマンション5階にお住まいの事もあり、願ったり叶ったりとなりました。ホッとよかったとさ。      y.terai

 

40W直管・32WHf蛍光管照明器具の万能安定器みつけました

2019年02月09日

顧客様宅の天井付けキッチン灯(ラピッドスタート40w蛍光管2灯)が妖しくなって対応の依頼がありました。

相当年数経っているので、これからを考え同等以上の明るさがあるLED照明をご提案。

ところがいまのデザインは各社横並びで乳白セードのシンプルなものばかり。

既設照明の雰囲気が気に入っておられ、残念ながらそれに替わるようなLED照明が見当たりません。

それなら照明器具の心臓部である安定器さえ替えられれば、照明器具はそのままに安心してこの先もお使いいただけると探索開始!

すでに照明メーカー純正の安定器は手に入らないことは、初めからわかっています。

以前、安定器メーカー「藤井工業」ので代替したことがあるのを覚えていて、調べるといまでも各種揃えてくれていて一安心。

でも他にもないのかな?とさらに調べを進めると、なんとこんなのがありました。

「TRI-ENG」40W直管・Hf32W蛍光管用万能安定器LF9840F!

40w直管ならラピッド式もグロー式もOK、さらに100Vも200VもOK、さらにさらに1灯も2灯もOK。そのうえHf32WもOKということです。

この守備範囲の広さに脱帽・・・でも逆に大丈夫かと疑念を強くもってしまいます。うまい話には要注意!

そこでメーカーのHPをじっくり拝見。日本メーカーでその技術力により、電気部品のすき間を埋めてくれるような会社でした。まず問題はないでしょう。

で、今回採用。その実力をとくと見せていただきます。   y.terai

トイレのダウンライトを天井補修なしで、手軽にひとセンサ付ナノイーシーリングに取替

2019年02月06日

女性向けサロンのトイレの照明を取り替えさせていただきました。

元はダウンライト。どうせ取り替えるなら場所柄コレがいいでしょと、ひとセンサ付ナノイーシーリングに取替。ダウンライト仕様で同機能のがあればよかったのですが、あいにく見当たりません。

ダウンライトを撤去すると、もちろん天井にポッカリと12.5cm径の穴が残ります。

大工さんに天井補修を頼めば、かなりのコストアップになります。

出来栄え&安全性&機能性が同じなら、安いに越したことはありません。

で今回は、お店のつくりなので天井裏は軽天張りで点検口も近くにあったので、挟み込み大作戦を実行。

問題なくキレイに取り替えられました。完成後、お店の方にとても喜んでいただけてよかったです。    y.terai

 

漏電

2018年08月28日

まちの電気屋をしていて、お客様からの依頼内容で意外に扱いが難しいのが漏電対応です。

商品が漏電しているなら修理かお買い替えで話は早いのですが、電気配線まわりでしていることが多く大変です。

その場合は一番に外回りや水周りにある妖しげなコンセントをあたります。それでも解消しなければ、次はいよいよ配線を診ていかなければいけません。

一般的に電気配線は天井や壁に隠蔽されており、いまさらどのようにつながっているのかめくっていかない限り正確には把握できません。めくるといっても作業的に大変ですし、第一に復元できることが条件となります。時間がとてもかかるわりには、目に見えての成果が少ない。正直言えば、できれば特に繁忙期は避けたい用件です。

で、今回。梅雨の大雨の後、配電盤主幹漏電ブレーカーがどうしてもおちて家全体に電気が使えないとのご依頼。今夏は猛暑日続きでエアコン設置に追われる日々。しっかりと時間をとるのは難しかったのですが、日頃からお世話になっている顧客様ですから、最低限のご不便で済ませられるようにとまずはお伺いします。

絶縁抵抗計で配電盤の分岐ブレーカー毎に測定し、漏電している回路を探します。そしてその漏電している回路がどの範囲で使われているか、テスターも使って調べ特定し、関わっている電化製品、コンセントを順番に外しては改善されないか診ていきます。ここまでは手間はかかれど、そう難しい作業ではありません。問題はこれで解決できない場合です。

今回もそうでした。ここから先は時間が全く読めません。なので、漏電回路の分岐ブレーカーをおとし、それ以外は使っていただけるようにしたうえで、漏電回路のうちどうしても必要なところに仮配線でコンセント、照明を仮設して急場をしのげるようにさせていただきました。「ご不便おかけしますが、猛暑騒動が収まるまでお待ち下さい。」エアコン取付の合間にできるような作業ではないので仕方ありません。

でご了解をいただき、間に電話で二回ほど様子確認などさせていただきましたが、結局一ヵ月半もお待ちいただくことになりました。「大変お待たせして申し訳ございません。」

配電盤から漏電しているエリアへの配線はどこを通っていそうか、そしてどこで分岐していそうか、そこを点検できる術はあるのかなど、おうちの築年数やいまの状況に自分のいままでの経験を足して考えます。

今回のおうちは築50年近い木造モルタル住宅で、1階の天井裏を点検するには2階の畳にその下のベニヤ板を揚げなければいけません。充分推測のうえ、一か所目を開けましたが、見当違い。でもその先が確認できたので次は自信をもって他所で再トライ。そうすると上の写真のとおり、圧着テープ巻きで5方向へ枝分かれしている分岐部分が見つかりました。

次は一経路づつ切り離して、その度に1階の配電盤まで降りて絶縁抵抗計の針に目を凝らします。ここでようやく漏電している系統が見つかりました。後で増設されているらしき階段下にあるトイレまわりと廊下から玄関にかけての電灯に向かう配線です。途中階段下あたりでさらに枝別れしているようなんですが、そこはいまさらさわれそうにありませんでしたので、根元で切ってしまいます。

劇的に改善です。でもまだこれで終わりではありません。廃止したことによりトイレコンセント、トイレ、廊下、玄関の照明が使えなくなりました。なので配電盤から別の新経路で電気配線を引っ張ってこなければいけません。照明は壁スイッチを新設していると大層なので、それぞれセンサライトで対応します。ここまでしてようやく完了です。

のべ3日間、10時間以上かかりました。顧客様の安全・安心には替えられませんが、漏電対応の難しさが少しでも伝わったでしょうか。テライ電器では日常業務に加えて漏電対応できるほどスタッフの頭数が揃っていませんので、基本的にいつもお世話になっている顧客様だけに限らせていただいております。   y.terai