大山開山1300年 鳥取へ②

2018年09月10日

夜が明け台風一過で少し霞みはあるものの晴れた空の下、朝6時前から大神山神社奥宮、大山寺本堂、阿弥陀堂の順で1時間半ほど散策???、いやいや足元はサンダルながらしてることはトレッキングかな・・・で、日本一長い石畳参道、橋のないところでの佐陀川上渡り、崖づたいの山道をズンズン歩き、自然に抱かれた神聖な雰囲気を独り占め状態で満喫しました。

そして宿で朝食をいただいたらすぐに出発!大山をぐるっと周り、関金温泉で一番風呂立ち寄り湯して倉吉へ抜けました。倉吉では早めの昼食、というのも昼になると行列必至の人気牛骨ラーメン店「幸雅」でなつうまラーメンを食べたかったから。噂に違わずこれはいけました。飽きのこない味、また食べたいと思わせます

お腹が満たされた後は、しばし倉吉まちなみ散策。懐かしの鉄道好きには倉吉線資料館は嬉しかった。他にも古いけど現役の銭湯がとってもいい感じ。倉吉淀屋の大阪淀屋(橋)との意外な関係が知れたり、有意義な時間を過ごせました。

倉吉の次は、名探偵コナンで街興しの由良を目指します。何か場違いを感じながらもそれなりにコナンワールドに浸り楽しみました。

この時間くらいから、レンタカーの返却地である鳥取駅18:40発の「スーパーはくと」に間に合うように残り時間を考えながら行動していきます。

それで帰り道がてら小城下町鹿野で名物の地鶏そばをいただき、早足で白兎神社参拝、仁風閣、鳥取城址石垣を眺めるだけで我慢し、鳥取駅近くのトヨタレンタカー営業所に到着。返車したのが18時前。列車発車時刻に少しあるので駅前をうろうろ、居酒屋「てんまり」で鳥取の味を一握り手早くいただいて駅へ駆け込みです。

自由席なので期待していなかったのですが、列車はガラガラで最後尾ながら展望席を確保でき優雅な気分で旅を締めくくれました。

いつもどおり詰め込むだけ詰め込んだ今回の一人旅。さて次はどこへ行きましょう?どうやら旅中毒にかかっているようです。処方箋は仕事、仕事、仕事。それでしばしの我慢我慢・・・・・   y.terai

大山開山1300年 鳥取へ①

2018年09月09日

猛暑でエアコン取付に追われた夏の仕事も9月に入り落ち着き始めてきたので、えいっやっと踏ん切りつけて開山1300年大山詣でを第一に、他もろもろをくっつけて鳥取(一部島根)へ一人旅に 行ってきました。

月曜日夜、仕事を終わって三宮から米子行き夜行バスに乗り込みます。早朝の吉野家で牛とろ定食を食べたらタクシーで皆生温泉へ。ホテル併設で日帰り利用できる「汐の湯」、早朝6時から入れるうえに、この時間帯の料金はなんと300円でとてもリーズナブル!”設備もよくとってもおすすめです。今回の旅初日はおかげさまでここで気持ちよく目覚められました。

朝7時を過ぎ動き始めた路線バスで米子市街へ戻り、トヨタレンタカー営業所が開くのをしばし待ち、手続き後勇躍、隣町にある庭で超有名な足立美術館へ向かいます。途中、清水寺に立ち寄ってから入館。充分に庭と美術品を堪能した後、松江/宍道湖・一畑電車沿いに一畑薬師を目指します。一畑薬師は目にご利益があります。「ゲゲゲの鬼太郎」水木しげるさんとも縁深く、目玉おやじがあちこちで出迎えてくれます。また一畑電車がその名のとおりここへの参詣者を運ぶ目的で敷設されたくらいですからとても由緒あるお寺さんに間違いはありません。

そして昼になり松江郊外で人気の廻る寿司店「北海道」で地のもの中心にいただきます。お腹が満たされて寝不足もあるので睡魔に気をつけながら、中海を大根島、ベタ踏み急坂で注目の江島大橋経由で通り抜けて、境港水木しげるロードをぶらぶら、美保関神社で神事を拝見、弓ヶ浜とまわり、夕刻には大山山麓の豪農集落『所子』に立ち寄り、19時過ぎに大山寺近くの宿にチェックインしました。

この日は台風21号の影響で、昼過ぎから悪天候。ただし明日は朝から晴れるとの予報だったので、早朝の大山散策を楽しみにして、夜行バスの寝不足と過密スケジュールの疲れからこの夜は早くに就寝しました。  つづく    y.terai

岐阜 ノスタルジー

2018年08月19日

お盆休みは3日間。中日は必須私事と急用仕事でお終い。そこで最終日に一人でぶらっと車で出掛けました。

目的地はダムで湖底に沈んだ旧徳山村≒徳山湖&徳山ダム。

なんですがまずは通り道の関が原へ立ち寄り。というのも50数年生きていますが、通過するばかりで合戦地に足を踏み入れたことがなかったんです。朝7時前に小雨のなか石田三成が陣取った笹尾山から決戦地方向を想像力豊かにみつめます。

それから美濃一の宮「南宮大社」にお参りした後、中仙道宿場町垂井をウロウロし、8時オープンの『パンの森・グルマンヴィタル』に一番乗り。ちょっとリッチなグルマンモーニングでおなかを満たしてこれから先に備えます。そしてパン好き家族へお土産に焼きたてパンをいくつか買って出発。

次に向かうは「さざれ石公園」。国歌『君が代』にでてきます。中曽根元総理の認定もあるようです。ありがたく手を合わせました。

そして揖斐川町経由で旧名鉄黒野駅跡にできたレールパークへ。ここのNゲージ鉄道模型ジオラマには感心しました。営利目的でなく地元有志のボランティアでここまで立派なのはそうそうないと思います。運転日は土日中心で、当日は基本的にクローズでしたがメンバーの方一名が新しいジオラマづくりに作業されていたので、声をかけ入室させていただきました。

そこで旧名鉄谷汲線の貴重な情報もいただけました。、旧谷汲駅に名車が残っているとのこと。途中廃線跡も楽しめるとあっては行かないわけにはいきません。

懐かしい・・・。長男が幼い頃、連れてきた思い出がよみがえります。もうあれから20数年も経つんだな~

感慨にふけりながら藤橋の道の駅へ。そこでは温泉入浴と昼食にそばで一服。旧徳山村の資料館もあります。そういよいよ目的地に近づいてきています。

徳山ダム、徳山会館に立ち寄り.、徳山湖沿いを冠山に遮られる現時点の国道417号終点まで行き着いてそこでUターン。途中に各集落を偲べる展望台もあり、よそ者ながら櫨原と本郷にお邪魔させていただき、徳山湖の下に眠る集落そしてそこで生活していた村人に想いをはせました。何が正解かはわかりませんが、先祖代々住み慣れた土地をなかば強制的に出て行かなければいけなかった悔しさ、寂しさ、不安感・・・そういった消えない想いのうえに、いまのわたしの生活もあるんだと感じました。

一日一日を大切に暮らしていきます。       y.terai

愛知 ノスタルジー

2018年08月17日

お盆休み初日、家族で愛知・犬山へ。鉄道好きなので草津から鵜沼まで特急「ひだ」、そして名鉄に乗換えて到着です。

犬山では城下町ロードを時間をかけて食べ歩きしながらウロウロのはずでしたが、当日はあいにくの超猛暑日でそれどころではありませんでした。簡単に観光を済ませて、好物の五平餅をとりあえず自分だけちゃっかりとほおばり、家族で冷た~い犬山産の桃スムージーで一息ついて、そそくさと犬山を後にしました。

犬山駅で13時過ぎ。ここからは我が家恒例の各自フリータイム。夕食に予約してある本場・名古屋の手羽先・から揚げで近頃名を上げる「鳥開総本家」に18時集合です。

で、わたくしは都会の中の超ローカル線「城北線」経由で陶磁器のまち「瀬戸」へ向かうことに。

瀬戸ではまず産土神「深川神社」を参拝し、レトロな商店街・街並みを楽しみながら、窯元のある古瀬戸方面を目指します。窯垣の小径を散策しUターン、瀬戸蔵に立ち寄り。ここでは陶磁器の勉強もさることながら、わたし的には『せとでん』『せとでん』『せとでん』で気持ちが一杯になり、とてもご機嫌さんになれました。

『せとでん』に酔いしれた余韻を楽しみながら現在の名鉄瀬戸線に乗り込み、先頭車一番前の席で車窓にかぶりつき・・・だったのですが、炎天下相当歩いて疲れていたのでしょう、寄る年波には勝てず途中うとうとしながら栄乗り換えで夕食待ち合わせ最寄り駅の名古屋に到着。待ち合わせ時間に少し余裕があったので、軽くきしめんでおなかを整えて、本命「鳥開総本家」へ突入!

噂に違わず、鳥料理どれも間違いなく「うまっ!」でした。世界の山ちゃん、風来坊もいいけれど、少し通ぶってわたしは「鳥開総本家」をおすすめします。  y.terai

仙台といえば・・・

2018年06月09日

仙台市内には正午頃入りました。まずは伊達氏由縁の大崎八幡宮、青葉城址、瑞鳳殿とめぐり、本町でレンタカーを返しました。

あとは歩いて街ブラです。14:30頃に国分町の老舗牛タン屋「旨味 太助」で遅めの昼食。その後、杜の都『仙台』らしい欅並木が美しい定禅寺通りから、一番町モールを進み老舗地場百貨店「藤崎」に立ち寄り、あやしげな飲んべ横丁をブラブラ。そして老舗ずんだ餅「村上屋餅店」で休憩して、来た道を藤崎百貨店まで戻るように歩きさらにゴール地点・仙台駅へ。

仙台駅ではお土産を物色。村上屋でずんだ餅はすでに手に入れてあったので、ターゲットは自分用にしばらくご無沙汰していたホヤと家族に牛タン。これらをクール宅急便で送ります。そして帰りの新幹線での夕食に仙台味噌味付牛タン弁当、笹かまぼこ、仙台工場一番搾りを調達。

それでも18:21発のはやぶさまで少し時間があったので、構内をキョロキョロしているといまさらですが、仙台市観光案内所が目につき入ってみました。そこで出迎えてくれたのが国民的英雄、仙台の誇り「羽生結弦」さんのパネル。伊達政宗公で始まり羽生結弦さんで締めです。自分なりに楽しめた仙台を代表してもらい、彼に再訪を誓い改札へと向かいました。   y.terai

おかげさまで41回目のパナソニック優秀店表彰式参加、そして翌日に蔵王リベンジ&仙台満喫!

2018年06月08日

パナソニックショップ優秀店表彰式は数えて65回になるそうです。その歴史の中で、弊店はおかげさまで41回目の表彰。お呼ばれで東京へ行きました。

そして2日目は一人離れ、4月に渋々引き返すことになった蔵王お釜へと早朝の東北新幹線に乗り込みました。

下車駅は白石蔵王。遠刈田こけしのオブジェがお出迎えです。そしてレンタカーを走らせ刈田岳山頂へ。待望のお釜を充分堪能させていただきました

その後遠刈田温泉に立ち寄り湯。トオガッタ温泉と読みます。東北らしく湯温は高くぬるめでも42℃、熱めなら44℃の2種類の浴槽がありました。関西人たるもの、ここはぬるめでご勘弁です。

途中、たまこんにゃく、さといもコロッケ、蔵王ソフトクリームとつまみ食いしながら、高速道路経由で仙台へGO!

仙台は30数年来です。そのときは東京の大学生でサークルの先輩が新社会人で仙台勤務になったのを訪ねていきました。ただただ歓楽街で飲みつぶれるまで飲んだ思い出しか残っていません・・・・・夜の国分町でしょうかそこ限定だったんですね。 つづく  y.terai

大和郡山へ行ってきました

2018年05月14日

ゴールデンウィーク最終日5/6(日)、大和郡山と平城京跡へ行ってきました。

金魚の街『大和郡山』。城下町なので城跡や街並みなどその風情も味わえます。

街中で電動レンタサイクルを借りて少し走れば、金魚養魚池や田畑が広がり、環濠集落がそれとわかるように残っていたりして、地理好きには楽しめる町でした。

金魚がらみでは、金魚の電話ボックスは撤去されていた様子でしたが、街中に金魚が泳ぐ飲み物の自動販売機(注意;これ自体オブジェで飲み物は販売していません)や、養魚池近くでは朝取れの生きた金魚を売っている自動販売機がありました。y.terai

 

山形ひとり旅④

2018年05月02日

いよいよ旅の最終日、3日目です。昨日に続き朝から雨、夕方までやみそうにありません。

そんな雨に負けず、朝6時から行動開始! 昨夜山形市内到着が19時頃で観光スポットには行けていません。ホテル近くでタクシーに乗り、運転手さんお勧めの市街地北部にある出羽国分寺薬師堂へ、そのあと旧山形師範学校本館で降ろしていただきました。そこから歩いて10分ほどで旧県庁文翔館、チューリップが朝のラジオ体操をBGMに元気よく咲いていました。山形一の繁華街七日町にある大沼百貨店横を過ぎ、JRを跨ぎ越し霞城公園を通り抜け、駅西口前の高層ビル霞城セントラル展望コーナーから市街地を眺めます。あいにくの雨で眺望は効きませんが、眼下にいま歩いてきた街並みが広がっています。くるっと反時計まわりに市街地を散策した感じです。

ホテルで地元のメニューを組み込んだバイキング朝食をいただき、蔵王に向け出発。大露天風呂へ一番乗り、雨で他に誰も居ずバスタオルで頭にほっかむりして広い浴槽を独り占めしました。そして温泉街を車でウロウロ、さすが名湯・蔵王温泉だけあり、街中に硫黄でしょうか独特の臭いが漂っていました。

蔵王温泉を楽しんだ後は御釜へ行くつもりだったのですが、ここに来て「御釜方面道路閉鎖中」の案内を目にしてがっくり。どうも解除は2日後のようです。自分の下調べ不足、詰めの甘さに唖然です。

仕方なくリベンジを誓い蔵王を車で下り、宮城県へ入り蔵の街・村田を訪ねました。村田は江戸時代、べにはなの取り扱いで財を成した商人町です。

その後、白石で遅めの昼食にうー麺をいただき、街散策をしてから、一路福島へ。

飯坂温泉に浸かるでもなく福島交通飯坂線と湯の町の雰囲気をちょこっと味わい、福島市街へ向かいます。駅西口でレンタカーを返却し、東口の繁華街をウロウロ。最後に福島餃子で一杯して離れたかったのですが、16時前でまだやっている店がなくあきらめました。

これで車中泊含め3泊3日のひとり旅もお終い。新幹線で東京経由約4時間少しで京都へ帰れます。南東北までは思いのほか遠くはないと感じました。長崎や鹿児島あたりに行く感覚です。

夏までに東京へ行く用事があるので、実はそこで蔵王御釜リベンジを早速に目論んでいる最中です。そのためにも日々の仕事にしっかり励んで、公私にメリハリ効かせてやっていきたいと思います。        y.terai

 

山形ひとり旅③

2018年04月30日

酒田では朝6時前から街散歩。映画『おくりびと』のロケ地です。

朝食後、宿を出発し山居倉庫、本間美術館と巡り、そのあと郊外にある土門拳記念館を訪ねました。初めの予定にはなかったのですが、駅で手にしたチラシの写真が気になり寄ってみたらとてもよかったです。昭和の情景や人をそのフレームに瞬時に昇華凝縮させ切り取り残した土門氏の技に脱帽でした。

そして次は酒田と並び庄内ツートップを誇る鶴岡へ駒を進めました。

鶴岡では致道博物館、藩校致道館およびその周辺を歩いてまわり、『庄内論語』なる冊子を手に入れ、この地の道徳心の高さに感心しました。

お昼は庄内浜でとれた魚が食べたかったので、回る寿司ながら評価の高い『金太郎寿し城南店』へ。店員さんに聞いて地の魚を中心にいただきました。かわはぎが特に美味しかった・・・

お腹を満たしたら、いよいよ本日のメイン羽黒山参詣へ向かいます。ふもとの随神門から途中に国宝五重塔、そして山頂の三神合祭殿まで見事な杉並木にはさまれ石段の上り坂が延々と続きます。車でも山頂まで行けますが、それではこの道中の神聖さは味わえません。ゆっくりでよいので体が許す限り、歩いてがおすすめです。

下山したら15:30過ぎ。事前情報で庄内には即身仏がたくさん居られるとのこと、この機会に是非お会いできればなと考えていたこともあり、なんとか閉門に間に合いそうな湯殿山大日坊へ急ぐことにしました。

受付締め切り16:30ぎりぎりに到着。それなのにご住職は急ぐことなく懇切丁寧に私一人に向けお寺について、仏について、出羽三山について教えて下さいました。

そのまま山にこもれば、こんな私でも少しは解脱できるのかもしれませんが、54年間の垢はなかなかおとしきれるものでなく、世俗的街が恋しくもあり本日の宿『山形国際ホテル』に向けお寺を後にさせていただきました。

ホテルチェックイン後、山形の街へくり出します。夕食は郷土料理居酒屋『長屋酒場』。毎晩20時頃に花笠おどりが余興でおこなわれます。地の食、地の酒、地の芸と山形三昧に浸れる場所です。この日はお酒が入ったこともありふかふかベッドで早めに就寝。明日最終日に備えます。  つづく      y.terai

 

山形ひとり旅②

2018年04月29日

さて次は上ノ山温泉湯町足湯で米澤散策で疲れた足をちょっとの間、癒します。昭和の香りが色濃く落ち着きます。

しかしながら本日この先、村山地域を北上し最上川に沿って走り庄内酒田までの予定。なので後ろ髪引かれる思いで上ノ山温泉とは早々にお別れです。

向かうは尾花沢経由で、『おしん』以後一大観光地になった銀山温泉。ただわたし的には大田原や江刺同様、幹線鉄道が通っていないのに早くから市制をしいていた尾花沢の町がどうしても気になり、中心地をうろうろ、バスターミナルの行き先や時刻をチェックなどしてしまいました。そしてわりと立派なつくりの山交バスの時刻表が手に入ったのがうれしい限り、それも無料でした。

銀山温泉は共同浴場『しろがねの湯』がお休みでお湯には浸かりませんでした。そこで蕎麦どころ山形でも本場で鳴らす尾花沢地域でさらに評判の『伊豆の華』で板そばを食し、街の雰囲気を充分堪能することに。

そして銀山温泉につかれなかった無念を晴らすべく温泉入湯を胸に肘折温泉へ山道を走らせました。この冬も豪雪でマスコミに度々取り上げられていた肘折温泉。さすがに残雪がそこかしこに、場所によってはかなりの厚みでありました。そこまで辿り着く道もまだこの時期は1本のみ。

共同浴場の建物は媚を売らない素っ気ないもの。受付に人はいず、「不在中。トレーに代金を。」とのことだったのでその通りにしていざ浴場へ。10名ほど浸かればいっぱいかなの浴槽の他は、洗い場にシャワーどころか湯の出る蛇口すらありません。なので旅人は独り占めの浴槽でゆっくりと湯に浸かりただただ疲れを癒すのみ。ある意味とても贅沢な時間を過ごしました。

リフレッシュした後は本日の宿泊地、酒田へ。道中、最上川が連れになってくれます。

酒田の宿は、『最上屋旅館』。懐かしい感じのこざっぱりした屋根裏部屋的3階で自分なりに山形の旅を盛り上げます。ここまでハードスケジュールだったので、二食付でゆっくりさせていただきました。

ただここに来るまで失念していたのが、わたしが中学生の頃に起こった『酒田大火』。食堂に資料が置いてありひととおり目をとおさせていただきました。昨冬 の『糸魚川大火』といいフェーン現象の恐ろしさ、自然への畏敬の念を思い起こさせてくれます。

マッチ1本火事の元。弊店も過去に不審火でボヤを出し近隣の方々に大変迷惑をかけたことがあり他人事ではありません。いま一度気を配れとの天の声にも思えました。  つづく  y.terai