東へ

常磐へ。この世に生を受け60数年経過しているのに、行く機会のなかった北茨城と福島浜通りへ念願かなっていよいよ足を踏み入れることができました。

前日は土浦泊り、夜は居酒屋で季節ドンズバの「あんこう尽くし」でお腹を満たし期待を胸に熟睡。

そして早朝から石岡で昭和レトロな街並み巡りを楽しんでから、朝8時を待って駅近くのトヨタレンタカーで旅の相棒を借り常陸太田鯨が丘へ。ここでもわたしの子供時分を感じさせてくれる空気を思いっきり吸い込んで徐々に自分なりにエンジンをかけていきます。

日立製作所創業小屋

そして次に尋ねたのは日立製作所オリジンパーク。電器屋で生まれ育ちそして携わってきた自分としてはここまで来たら行かないわけにいかないかなと・・・。小平浪平(おだいらなみへい)創業者に敬意を表しながらもいまのパナソニックの現状を鑑み複雑な想いで、資料館、創業小屋を一巡させていただきました。

日立からは北茨城・五浦海岸に立ち寄り、やっぱっし常磐といえばココは外せないでしょの「常磐ハワイアンセンター(現在;スパリゾートハワイアンズ)」へ向かいます。せっかくなので13:30ポリネシアンサンライトカーニバルに間に合うように温泉入浴と合わせてスケジュールを組みました。ただし料金から考えれば巨大プールゾーンを存分に楽しまなきゃ元は取れない感じです。といってももうひとつの絶対目的地「白水阿弥陀堂」の拝観時間(冬季最終受付15:15)との兼ね合いや、ココで一人ウォータースライダーといってもネ~ってことで、ショーの余韻にしたりながらお昼ごはんも食べず足早に出発しました。

そしてジャーンどうだ!「国宝・願成寺白水阿弥陀堂」。その存在を知ったのは正直この旅をプランニングし始めてからなんですが、いわきといえばフラダンス一色であったわが脳みそは見つけた瞬間にモロ衝撃を受けました。いわきにこんな清清しいところが・・・故に余計にご縁を感じ絶対行く!って運びに・・・浄土庭園と御堂の見事な組み合わせ、えもいわれぬ美しさにうっとり。そしてさらに堂内の阿弥陀様の優美さに心が洗われるひと時を過ごせました。

それなのにnext scheduleは超俗的な「バレンタインジャンボ宝くじ」の購入、この落差に自分ながらトホㇹ・・・ですネ。というのもこれは学生時代から耳にしていた「大黒様の宝くじ売り場」がいわきの中心市街地・平にあるからなのですヨ・・・なんか申し訳ない気分ですが、残念ながら俗世を生き抜く我が身なので仏様に許しを乞い割り切ってバラと連番を一組づつゲットしておきましょう。そして3/16月の抽選日まで雑念捨てて粛々と生活をいたしましょう。

あと福島太平洋沿岸・浜通りまで来たなら、もうひとつ気になっていたのが2011年3月11日に発生した東日本大震災関連施設。いわき市も震度6弱、最大8.57Mの津波にみまわれたそうです。津波遺構があれば最も実感的教訓として胸に刻めるかなと探してみましたがその日のうちに足を伸ばせる範囲になさそうだったので、少しでもの想いでいわきで最も被害が大きかった薄磯地区に建つ「いわき震災伝承みらい館」を訪ね申し訳程度ながら学習させていただきました。

そして日立駅19:00発の特急ひたちに間に合わせるべく小名浜経由で常磐道をひたすら走らせていたら、「事故のためただいま北茨城IC-高萩IC通行止め」の情報が飛び込んできてしばらくすると高速道で足止めされる事態に・・・。ぶらり旅恒例のトラブル試練がここにきて襲ってくるとは予想だにしていませんでした。

以前秩父へ行く時に乗った西武鉄道特急「ラビュー」、その斬新かつ快適な車両デザインに魅了されたこともあり、そのデザイン担当の建築家・妹島和世さんが故郷日立で設計なさった目の前全面海で評判になっている日立駅併設「シーバーズカフェ」に最後の最後寄ってアルコール片手に旅のフィナーレとしたい。の想いがあったので一歩も進めないこの状況に気があせりまくります。

が、阿弥陀様のお力でしょうか、30分ほど待たされはしましたが事故処理が終わり車が流れ出し無事に車を返した後「シーバーズカフェ」でなんとか30分程度〆の時間を楽しめました。「南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏」うちは浄土宗なので10回唱えましょう。ありがとうございました。 y.terai