山形ひとり旅②

さて次は上ノ山温泉湯町足湯で米澤散策で疲れた足をちょっとの間、癒します。昭和の香りが色濃く落ち着きます。

しかしながら本日この先、村山地域を北上し最上川に沿って走り庄内酒田までの予定。なので後ろ髪引かれる思いで上ノ山温泉とは早々にお別れです。

向かうは尾花沢経由で、『おしん』以後一大観光地になった銀山温泉。ただわたし的には大田原や江刺同様、幹線鉄道が通っていないのに早くから市制をしいていた尾花沢の町がどうしても気になり、中心地をうろうろ、バスターミナルの行き先や時刻をチェックなどしてしまいました。そしてわりと立派なつくりの山交バスの時刻表が手に入ったのがうれしい限り、それも無料でした。

銀山温泉は共同浴場『しろがねの湯』がお休みでお湯には浸かりませんでした。そこで蕎麦どころ山形でも本場で鳴らす尾花沢地域でさらに評判の『伊豆の華』で板そばを食し、街の雰囲気を充分堪能することに。

そして銀山温泉につかれなかった無念を晴らすべく温泉入湯を胸に肘折温泉へ山道を走らせました。この冬も豪雪でマスコミに度々取り上げられていた肘折温泉。さすがに残雪がそこかしこに、場所によってはかなりの厚みでありました。そこまで辿り着く道もまだこの時期は1本のみ。

共同浴場の建物は媚を売らない素っ気ないもの。受付に人はいず、「不在中。トレーに代金を。」とのことだったのでその通りにしていざ浴場へ。10名ほど浸かればいっぱいかなの浴槽の他は、洗い場にシャワーどころか湯の出る蛇口すらありません。なので旅人は独り占めの浴槽でゆっくりと湯に浸かりただただ疲れを癒すのみ。ある意味とても贅沢な時間を過ごしました。

リフレッシュした後は本日の宿泊地、酒田へ。道中、最上川が連れになってくれます。

酒田の宿は、『最上屋旅館』。懐かしい感じのこざっぱりした屋根裏部屋的3階で自分なりに山形の旅を盛り上げます。ここまでハードスケジュールだったので、二食付でゆっくりさせていただきました。

ただここに来るまで失念していたのが、わたしが中学生の頃に起こった『酒田大火』。食堂に資料が置いてありひととおり目をとおさせていただきました。昨冬 の『糸魚川大火』といいフェーン現象の恐ろしさ、自然への畏敬の念を思い起こさせてくれます。

マッチ1本火事の元。弊店も過去に不審火でボヤを出し近隣の方々に大変迷惑をかけたことがあり他人事ではありません。いま一度気を配れとの天の声にも思えました。  つづく  y.terai