山形ひとり旅③

酒田では朝6時前から街散歩。映画『おくりびと』のロケ地です。

朝食後、宿を出発し山居倉庫、本間美術館と巡り、そのあと郊外にある土門拳記念館を訪ねました。初めの予定にはなかったのですが、駅で手にしたチラシの写真が気になり寄ってみたらとてもよかったです。昭和の情景や人をそのフレームに瞬時に昇華凝縮させ切り取り残した土門氏の技に脱帽でした。

そして次は酒田と並び庄内ツートップを誇る鶴岡へ駒を進めました。

鶴岡では致道博物館、藩校致道館およびその周辺を歩いてまわり、『庄内論語』なる冊子を手に入れ、この地の道徳心の高さに感心しました。

お昼は庄内浜でとれた魚が食べたかったので、回る寿司ながら評価の高い『金太郎寿し城南店』へ。店員さんに聞いて地の魚を中心にいただきました。かわはぎが特に美味しかった・・・

お腹を満たしたら、いよいよ本日のメイン羽黒山参詣へ向かいます。ふもとの随神門から途中に国宝五重塔、そして山頂の三神合祭殿まで見事な杉並木にはさまれ石段の上り坂が延々と続きます。車でも山頂まで行けますが、それではこの道中の神聖さは味わえません。ゆっくりでよいので体が許す限り、歩いてがおすすめです。

下山したら15:30過ぎ。事前情報で庄内には即身仏がたくさん居られるとのこと、この機会に是非お会いできればなと考えていたこともあり、なんとか閉門に間に合いそうな湯殿山大日坊へ急ぐことにしました。

受付締め切り16:30ぎりぎりに到着。それなのにご住職は急ぐことなく懇切丁寧に私一人に向けお寺について、仏について、出羽三山について教えて下さいました。

そのまま山にこもれば、こんな私でも少しは解脱できるのかもしれませんが、54年間の垢はなかなかおとしきれるものでなく、世俗的街が恋しくもあり本日の宿『山形国際ホテル』に向けお寺を後にさせていただきました。

ホテルチェックイン後、山形の街へくり出します。夕食は郷土料理居酒屋『長屋酒場』。毎晩20時頃に花笠おどりが余興でおこなわれます。地の食、地の酒、地の芸と山形三昧に浸れる場所です。この日はお酒が入ったこともありふかふかベッドで早めに就寝。明日最終日に備えます。  つづく      y.terai