正月旅② 肱川あらし

前回の正解は「宇和島」。ちなみに泊まったのは八幡浜でした。

で、次の日は八幡浜を予讃線海ルート始発列車で出発!四国でも西寄りの地域なので早朝5:30過ぎはまだ真っ暗でした。

普通列車で1時間ほど、伊予長浜駅で下車。予讃線内子経由の山ルートができるまでは八幡浜-伊予市間では最も大きな街で昭和40年代には短期間ながら神戸や山口上関とフェリーで結ばれていたようです。駅にも急行が停車する国鉄四国管内主要駅のひとつだったのですが、いまとなっては過疎化が進んだうえにこれといった観光資源もなく、優等列車は通らず観光列車・伊予灘ものがたりも通りはすれども停車せずの状況。でもそこがわたしのノスタルジーを揺さぶりツボにはまるのでついつい足を運んでしまう結果になります。

もともと肱川が海へ流れ出る河口の街で、谷筋になる川沿いに山から強風が吹きつけます。特に冬場はきつく肱川あらしと呼ばれています。当日朝もまさしくそうで川にかかる赤橋のうえでは体感的に「ここは波荒れ狂う真冬の北陸日本海か~」と防寒着でも寒さに震えるような状況でした。

 

そんな伊予長浜を陽が登ってきた頃出発、伊予灘の美しい海を眺めながら伊予市へ。伊予市駅前に位置するいよてつ郡中港駅から郡中駅までは電車に乗らずに、地元のパン屋・篠崎ベーカリーで焼き上がりのパンを買ったりしながら街ぶらで進みました。

そして郡中駅からいよでんに乗り込み松山市駅経由で三津へと向かいます。乗った電車が遅れ気味だったようで松山市駅での乗り換え時間はごくわずか、それなのに気配は感じながらも乗ってきた電車の写真を撮りたくなって接続の高浜行に乗り遅れてしまう大失態。

 

これではなから45分しかとれなかった三津の滞在時間がさらに短縮されわずか30分に・・・レトロ三津を左右キョロキョロしつつ超早足で駆け抜け、街のどん突きにある船乗り場へ。そこに目的の渡し舟がちょうど到着しタイミングよく乗り込めました。Oh、旅神よありがとう。これでまた元のスケジュールに戻れましたネ。よかった・・・港山駅-高浜駅はいよてつ電車、接続の連絡バスで松山観光港に。そしてそこからジェット船で70分、次の目的地・広島へ瀬戸内海を渡ります。事前に航路を調べず乗船したので、思いがけず音戸の瀬戸を通り呉の街を遠望できたのがなんとなく得した気分でもありました。    y.terai