えっ、・・・ でエアコンをバラバラ解体することになりました

エアコンを入れ替えさせていただくには、まずいま付いているのを外さなければいけません。

その現場は見た目楽勝だったのですが、いざ古い室内機を据付板から外そうとすると天井の廻淵にあたってどうしても取れません。

基本的にエアコンを設置するとき機種により差はありますが、据付板と天井面に4~5cmの余裕がないと本体を引っ掛けることができません。廻淵があればそこから4~5cmということになります。

その現場は本体と天井面の距離が4~5cmで、その間に3cmほどの廻淵が走っており、廻淵からだと本体まで1cmほどしかありません。

どんな事情があったかしれませんがエアコン設置後に廻淵を付けたとしか考えられませんでした。ともかくこれでは廻淵を引っ剥がすでもしないと通常作業での取り外しは無理です。

でもお客様的には、いまさら何言うてんの?じゃないかなと思います。そしてこの場合、廻淵を引っ剥がしてからが大変なのも目に見えています。土俵際に追い詰められてもあきらめない。プロなんですもの、そこからが実力と肝に銘じています。あわてすぎずに経験と知恵を総動員して考え抜きましょう。

今度のエアコンは本体高さが古いのからすると3cmほど小さいので取り付けは何とかなりそうだ、ともかくこいつが外せれば・・・。

そこで行ったのが、古いエアコンをバラバラ解体することでした。プラスチックの後部フレームだけが据付板に引掛かっている状況にまでなれば、据付板はアルミ製なので引掛け部を変形してやれば外せそう・・・。

で結果は、おかげさまでうまくいきました! そしてお客様には何事もなかったかのように引き渡せました。でも反省です。次回からは見た目ですぐに作業を始めることなく、状況を細かく見てから判断して進めていきます。     y.terai