顧客様から「気づいたらコンセントがこげてしまっていて使えない。至急診に来て!」と連絡あり。
見てのとおりの状況でした。
常時、このコンセントにセラミックファンヒーターを2台つないでお使いになられていたようです。
まず第一に電気の使い過ぎと言えますが、今回はそれだけで済まされず隠れたところに問題がありそうです。
そう、過電流ならこうなる前に配電盤分岐ブレーカーがおちそうなもんですネ。なのにここではいままでそのようなことは起こってなさそうでした。
となるとなぜここまでに燃えてしまっているのか?どうやらコンセントにささっている建築時からのVVFケーブル銅線太さに大きく起因しているようです。
本来ならコンセント用にVVFケーブルを引っ張る場合、銅線太さ2.0mmを守らなければいけません。それがどうみても1.6mmにしか見えませんでした。
それもコンセント接続直近部3cmほどにいたっては銅線自体が溶けてひとまわり細くなっていました。さらにその先5cmほどは硬化して再利用できない状態。また壁内でケーブル線に接触していた断熱材もこげていました。
まさに危機一髪!火事にならなくてよかった・・・ネ、本当に・・・
該当箇所は当然、配電盤からコンセントまで2.0mmケーブル線で引き直す必要があります。でさらにここで心配になってくるのが他のコンセントは大丈夫?ってこと。
結論。この先の安全・安心を考え、コンセント配線の徹底的調査をさせていただくようにお話しします。 y.terai